メンヘラリティ・スカイ

いっけな〜〜い、殺意殺意(アセアセ

貴方の心臓 私の者

私思うんですよ、「好き」って気持ちは「心臓あげる」とイコールなんじゃ無いかって

大抵 は?って返されるけれど え?ってなっちゃうよね、逆に。

 

 

言葉は心を超えないってチャゲアスが言ってた。

愛には愛で感じ合おうよって言ってた。

それが私の場合だとこうなる。

死にたさはリスカを超えない、

死にたさにはリスカで感じ合おう。

 

あ、あれ〜〜〜〜〜〜〜〜???????

 

なんだか様子がおかしい。ラブソングが鬱ソングになっている。これはおかしい。

ラブソングを安直に聴いてしまって病む、とかではない。

もう最初から病んでしまっている、これはもう様子がおかしいどころでは無い。

 

 

 

「お前は一番にはなれないよ。」

 

 

うん知ってるよ、それって物理的なやつ?それとも生理的に無理なやつ?

超⭐︎ネガティヴな私は勿論、後者的に無理なやつと理解し解釈する。

まだ物理的に無理な方が幾分マシだった。

そりゃそうだよな、だって結婚してるんだもんな、あの人が選んだ女性ってどんな人なんだろうな、どんな顔をしてどんな顔であの人と話すんだろうな、声は私と違って高いのかな、身長はどのくらいで体重は、髪は長いのかな、短いのかな、あの人はショートカットが好きだけどやっぱり貴方もショートカットだったりするんですか、あの人の事どのくらい好きですか、好きじゃ無いか、愛しているか。愛しているから結婚したんだもんね、あの人から愛してもらえる気分はどうですか、あの人の一番でいられるってどんな気分ですか。

などの疑問が2秒間くらいで私の頭の中を駆け巡って心臓を伝い、そのついでに私の心臓を無情にもズタズタに抉った所で、私はあの人とあの人の一番の結婚式の招待状、欠席・出席どちらかに丸を。という紙を勢い良く半分に分割し、そしてそれをまた四分割に、そしてさらに六分割してもう分割できないよ^^ってくらいビリビリに破いた後、もうただのゴミと化した結婚式の招待状をゴミらしくゴミ箱に投げ込んだ。

 

 

大丈夫だよ、2年出会うのが遅かっただけだよ。

なんて少しだけ自分を庇ってあげた後、やっぱり同情の余地なし!早く死んでよし!死ねないなら直ちに罰を!!!!!!という警鐘が頭の中でカンカン音を立て始めた。

 

 

私は外出する時カバンには必ず剃刀を忍ばせる。常に「苦と楽」の間をゆらゆらと死にかけたお盆過ぎのクラゲのように漂っている私には剃刀という物騒な文具は自分の意思で、自分の苦の度合いと比例して楽を与えてくれる手軽に持ち歩ける精神安定剤なのだ。そしてその警鐘の煩さに頭を抱えながら私はカバンを漁っていた。

 

罰なのだ。

自分の意思とさじ加減で自分を傷つけ、無駄な血を流す。これは普通ではないし常軌を逸している。たぶん普通に頭がおかしい。私は頭がおかしいのだ。

頭はおかしいが社会に自然に溶け込むことは得意だし、それなりに人間らしさを出して誤魔化すことも容易にできる。

罰を与えないと私が潰れてしまう、罰を受け入れないと私はまた同じことを聞いてしまう。

「私のこと一番に好き?」なんていう愚問をあの人にしてしまい、

「お前は一番にはなれないよ」なんてあの人に言わせてしまうような愚行も、もう絶対にしてはいけない。無駄な血を流す必要も、せっかく治りかけてきた傷の上にまた傷を重ねる必要なんてどこにもないのだから。

 

私はリスカが嫌いだ、シンプルにすげぇ痛い、痛いし怖い。

泣き喚きながら一人暗い部屋で孤独に嘆きながらリスカをする、メンヘラ女....

 

うわあ!!!!!!!!気持ち悪い!!!!!!!!

 

 

私は気持ち悪い、頭がおかしくて気持ちが悪い。あぁもう最悪だよ...

完璧な地雷女だよ...私に触れた人間全員殺せちゃうよ...

...もしかして私、最強なんじゃない!!!!??

 

なわけねぇだろ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

大声で自分にツッコミを入れながら思い切り右手を振り下ろす。

 

いってえ!!!!!!!!!!

 

リスカはマジで本当にそれなりに痛い怪我の一種だな、と私は思う。普通に切り傷だ、包丁で指を切る事さえ日常的にあまりないのに、自ら進んで痛いことをして 

ハァ〜気持ちいい、生きてるぅ〜^^なんて勘違いに浸るのだ。

勘違いだ、勘違いだと思っている。全ては勘違いから始まるのだ。

「今度お茶しようよ」

私の勘違いはたぶんあのLINEの一言が根源だ。

なにがお茶しようだよ!お前は42歳くらいのジジィかよ!今時お茶しようよなんて誘い方する奴いんのかよ!

あぁそうか、これが大人の誘い方なんだな、と馬鹿みたいに素直に勘違いを拗らせた私は四日後の水曜日、お茶をする日に備えて新しいワンピースを新調していた。

そんなこんなで【自主規制】という背徳を犯した私には、暗い部屋で一人真夜中にリストカットをしているぐらいが滅茶苦茶お似合いだった。地雷女、というレッテルが私の自尊心という核の周りにペタッとまた一つ張り付いた。

私の自尊心が、事あるごとに削られていくのだ。

「好きだよ」の一言が私を縛り、翻弄する。

「私も好き」の一言が申し訳なさと惨めさをより一層掻立てる。

 

っていう小説書いたんですけど、売れますかね?????

 

とまぁこんな感じで、私の「好き」は「心臓あげる」とイコールなんです。

例えば好きな人が傍で寝ている時、彼の心臓に耳を当てて鼓動を確認したりとかしませんか?しませんか、私は絶対にします。

彼の心臓の一番近くにいるのは自分なんだとしっかり確認しつつ、それと同時に彼の命は私が握っているなどという勘違いを拗らせます。よく拗らせます。頻繁に拗らせています。

なので私の事を好きだと言ってくださる方には是非、心臓を捧げよ!というあの某巨人駆逐系アニメの敬礼をしつつ、「好きです!!!心臓を捧げます!!!」っていう告白をしてほしいですね。

そして貴方の心臓、私に下さい。